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杉並区の小学校の芝生の養生シートから、9万6千ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されました。
福島県郡山市の下水汚泥から検出されている放射線量より4倍。
国が廃棄物処理できる目安とする「1キロ当たり8千ベクレル以下」を10倍以上上回っています。
これを他の廃棄物と混ぜて燃やせば希釈するから『燃やしOK!』・・・って、これってどうなんでしょう?
佐賀県の瓦礫受け入れ問題の時にも書いたけど、セシウムの沸点は641℃です。
しかし、日本の焼却炉は廃棄物処理法施行令で燃焼条件を温度800℃以上とされており、今回のシートを燃やせばセシウムは気化して、焼却フィルターをすり抜け、大気中に拡散してセシウムが広範囲に降り注ぎます。
焼却温度を下げるとダイオキシンが発生する危険性が高まるため、理想としては900℃くらいで燃焼させるべきだと決められているようです。
杉並区ってことは、高井戸の焼却場とかで燃やされるわけで、杉並だけでなく、世田谷区や武蔵野市にもこのセシウムが拡散するわけです。
なんにしても、事故当時、都内は相当に汚染されていた事実が、ここでも立証されたわけですが、米やお茶でもそうですが、汚染された物を、汚染されていない物と混ぜればキログラム辺りの汚染量は下がるから『混ぜればOK!』って、この考え方は個人的には無しだと思うのですが・・・(-_-!A
気化させて再び大気中に撒き散らす事を希釈・・・なんて言い方で誤魔化さないでほしい。
2011年12月13日15時2分
東京都杉並区の区立堀之内小学校(同区堀ノ内3丁目)で、4月上旬まで敷いていた芝生の養生シートを同区が調べたところ、1キログラム当たり9万600ベクレルの放射性セシウムが検出されたことがわかった。
国が廃棄物処理できる目安とする「1キロ当たり8千ベクレル以下」を10倍以上上回っており、福島県郡山市の下水処理施設の汚泥(2万6400ベクレル)以上の数値だ。区は「シートは表面積が大きく、原発事故直後に広く放射性物質が付着したのだろう。放射性セシウムの濃度測定はキログラムで換算するため、シートが軽い分、高い数値が出たのではないか」とみる。
環境省は12日夜になって「シート1キロに対し他の廃棄物1トンを混ぜて焼却すれば放射性物質は十分希釈される」と回答し、焼却処分を事実上認めた。これを受け、区は焼却する方向で検討している。
▼もやしていいの汚染ガレキ(チラシ)
http://www.kakehashi.or.jp/wp-content/uploads/takatuki.pdf>>
混ぜたからって、セシウムが減るわけじゃないし、希釈させるよりシートが軽いのならこのままドラム缶にでも詰めて東電に引き取らせるべきじゃないの?
それで福島原発の敷地内に保管させるべきだよね。
だってあそこから出てきた物なんだから・・・。
この間、福島のゴルフ場の汚染問題で、裁判所が除線を訴えたゴルフ場の申し立てを退けたけど、あの判決はどう考えても不当だよね。
人体に危険性の有る物質を製造し、散布しても罪に問われず。
その責任も負わなくていいのなら、松本サリン事件のオウム真理教の信者の死刑だって不当って事になっちゃうじゃない。
今回の原発事故で生活苦に追い込まれて自殺しちゃった人や因果関係の立証が難しいとは言え放射能の影響で病気になった人たちだって居るはずなのよね。
認めるか?認めないか?は別にしても、東電と行政には明らかな過失があったわけで、その責任を有耶無耶にし続ける検察や裁判所の態度には問題が有ると感じます。
しかし、やっぱりもう東日本で子育ては出来ないわね。
調べていないだけで、他の小学校や公園、身の回りの生活環境も同じくらい汚染されているわよ。
これから数年後に子供に障害が出てからでは遅いのです。
子供を持つ親として、チェルノブイリに学ぶべきところはちゃんと学んで、今出来ることをしっかりやって行きたいと再認識したニュースでした。
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2011/12/14 18:22 | [ 編集 ]
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