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関電の株主総会で大阪市の提案が否決されました。
そこから見えてきたものは、原発に依存するしか経営が成り立たない脆弱すぎる大手電力会社の本質。
そして、数年後には次々に40年を経過する老朽原発を廃炉にするための費用の積み立てすら出来ていなかった現実。
それらの老朽原発を動かし続ける事による事故リスクの拡大です。
もはや日本のエネルギー政策は国主導で、新たなエネルギー政策を真剣に考えなおし、脱原発に向けて具体的なロードマップを作成し、日本の全原発の廃炉に向けて舵を斬り直すしかない状態になっています。
経済産業省の担当者や電力会社の経営者の責任を明確にする事によって、巨大な失敗公共事業の本質を多くの国民が知り、そして対策を考えるべきだと思います。
六ヶ所村や高速増殖炉もんじゅに掛かってしまった不良経費はすでに5兆円。
原発は止めているだけでも東電では900億円以上の原発のメンテナンス費が掛かり、処理できる当ても無く増え続ける使用済み核燃料が原発立地自治体に貯まり続けるのです。
このままでは電力会社の経営はますます悪化し、廃炉も出来ず、老朽原発の再稼動に頼らざる得ません。
こんな現状を作り出してしまった日本の原子力政策。
この巨大な失敗公共事業の責任はいったい誰が取るのでしょう?
結果的には国民の税金で何とかするしかないわけで、それならばなおさら国民の意思がこれからのエネルギー政策には反映されるべきです。
その現実を、経済産業省や政府はどう国民に説明し納得させ、実行していくのでしょう?
大阪の橋下市長が「このままでは関電は倒産するのではないか……」とコメントしたことは、絵空事ではないと感じます。
『原発は発電コストが安い』なんて言っていた人達はいったいこの現実をどこまで認識して、あんな嘘を平気で言っていたのか?
改めて呆れてしまいます。
下の特番を見ると今、脱原発を望む私たちが次の選挙でどんな候補者を国政に送り出すべきか……本当に考えさせられました。
20120629 関電株主総会 「脱原発」はできるのか 投稿者 PMG5
自民、民主、公明、等、所属政党には関係なく、このあたりの事を踏まえて、電力業界と癒着していない、まともな人達に託したいと感じます。
消費税の問題も大きいですが、次の国政選挙の争点はエネルギー問題になると感じます。
20120629 大飯原発再稼働 官邸前で反対デモ拡大 投稿者 PMG5
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