2ntブログ
--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2011/12/12 (Mon) 経済の基本は『三方良し!』

まだ、あまり知られていませんが、先月末、東芝とIHI、東京大学、三井物産戦略研究所の合同チームで、『海流発電』の実用化に向けた研究開発を始めたと言うニュースが流れました。。

ここのブログでも8月1日の記事で『パックインジャーナル』で特集していた『ノヴァエネルギー』の海流発電のことを紹介しましたが、今回の東芝、IHI、東大、三井物産の共同開発のニュースは日本に合った次世代エネルギー開発の有力な第一歩になるのではないかと、とっても期待しています。

IHIなど4者、「海流発電」の開発に着手

電気新聞 2011/11/29
IHI、東芝、東京大学、三井物産戦略研究所の4者は28日、「海流発電システム」の開発に着手すると発表した。4者は連名で新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」に応募し、「次世代海洋エネルギー発電技術研究開発」の委託先としてこのほど採択された。今後、水中浮体式の海流発電システムの要素技術開発と事業可能性調査を開始する。
黒潮海流図
図1 黒潮の流速分布例
海流発電イメージ
図2 水中浮体方式の海流発電システム

要素技術として、IHIや東芝などが中心となり、海流に応じて対向回転する「双発式水中タービン」を開発。タービンの回転によって発生する力を活用して海中で安定した姿勢を保持し、効率的に発電できるシステムの実用化を目指す。 (本紙4面より抜粋)

東芝とIHIは福島原発1、2、3号機の圧力容器、同原発2号機の格納容器を納入している会社です。

今年1月(原発事故前)には、原発の世界需要拡大をにらみ、原発用タービンの開発会社を合弁で設立した経緯があります。

IHIと東芝、原発向けタービン用機器製造で合弁

【経済ニュース】 2011/01/17(月) 16:07
  IHI <7013> と東芝 <6502> は、17日、両社で国内外の原子力発電所向けタービン用機器(ケーシング・ノズル等)の製造を目的とするIHI・東芝パワーシステム(神奈川県横浜市)を合弁で設立した。資本金は3.1億円(議決権比率はIHI52%、東芝48%)で、本格操業は4月となる見込み。

  IHI横浜事業所内を拠点とし、東芝グループが世界中で受注する沸騰水型(BWR)と加圧水型(PWR)原子力発電所向けに提供する。現在、世界各国において、地球温暖化防止とエネルギーセキュリティ確保の観点から、原子力発電への期待が急速に高まっており、両社の強みを活かし、原子力事業のサプライチェーン強化を図る。(情報提供:M&Aキャピタルパートナーズ)

ある意味で原発の製造開発の過程でそれなりに原発マネーの恩恵に与った会社と言えます。

その事で、私の周りには東芝やIHIに対してGE同様、原発を売った責任を云々言う人たちが居ます。
しかし、東電と違ってこれらの会社は自由経済競争の中で技術力を培い。
社会が求める優れた工業製品を作り上げ供給してきた日本の誇るべき優良企業です。

事故原因を調べると原発施設全体としての設置の不備や強度設定の問題は有るようですが、各設備単体での欠陥責任を問える部分はほとんどありません。

なんにしても、東芝やIHIに関しては、家電から国産ロケット、原発まで日本の工業力を支えている優れた企業です。

原発事故後、これらの企業がそれまでの技術ノウハウを活かして、新たな技術開発に取り組むことは、とても有意義な事だと思います。


原発の開発ノウハウが、海流発電のような次世代のエネルギー開発に向けられることは大歓迎です。

双発式のタービンとか、なんだかこのシステムは東芝やIHIが本気になれば、そう遠くない未来に必ず実用化できる・・・そんな期待が持てます。

特に今、日本一電力危機が懸念されている関西地区で有望ですよね。

紀伊半島のすぐ南の沖を黒潮が流れているんだもん。
原発をさっさと止められるように、海流発電の開発を是非、是非、急いでもらいたいです。

海流発電開発の詳しい内容が↓下の記事に紹介されています。

日本には「黒潮」がある、海流発電の研究をIHIや東芝が着手 (1/3)

2011年11月29日 10時38分 更新
日本列島に沿って南側を流れる黒潮。他のさまざまな海洋エネルギープロジェクトと共に、この黒潮の海流エネルギーを取り出す研究開発が始まった。直径40mのタービンを2つ取り付けた長さ100mの浮体物を海底にケーブルで係留するという壮大なプロジェクトだ。商業化の暁には出力800MWという巨大な海中発電所が完成する。

最後に、経済の基本は『三方良し』。

・職人も良し:
 使う人に安心して使ってもらえる製品を供給し、その事で職人が誇りが持って働ける事。さらにそれによって適切な利益が得られる事。

・商人も良し:
 商品を売る販売者は、売る製品の特性を熟知して、社会を豊かにするためにその製品の普及に努める。そして、それによる利益を得ると共に、生産者と消費者への利益バランスを確保する。

・客も良し:
 製品やエネルギーを適切な値段で購入することで、生活が豊かになり、より良い暮らしを得る。

この経済循環が壊れると現在の電力問題のように、皆が不幸になってしまうのです。
誰かだけが不当に利益を得て、その付けをどこかが過剰に背負わされる。

そんな、社会を作っちゃダメなんだよね。

『増税!増税!』言う前に、財務省は公務員の給与問題や天下りの巣窟といわれる行政法人への無駄な予算の流出を何とかして欲しい物です。
収入が減ったらどこの家庭も自分たちの生活費を切り詰めてやり繰りするのよ。
生活レベル維持のために、借金したら家計は遠からず破綻します。

公務員の都合で、国民無視して税金増やすのって『三方良し』の精神に反するよね。

親戚に公務員が多いから、個人的に感じるのは、公務員もやたら忙しい人と馬鹿みたいに暇な人が居るから、しっかり人員調整して、無駄を削った方がいいと思います。

それをやらずに『増税!』は無しだよね。

未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<混ぜて燃やせば希釈する・・・って? | TOP | 『原発国民投票!』>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://mikacyan2.blog.2nt.com/tb.php/218-413bd90f

| TOP |

電力使用状況

ブログ内検索

プロフィール

MIKA

Author:MIKA
保育園に通う1人娘とイケメンでしっかり者の旦那と共働きの3人家族。平凡に日々の生活を送っている・・・でも、女の子っぽい美形男子好きの主婦です。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

お気に入り

このブログをリンクに追加する