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2011/10/15 (Sat) 「高線量でも安全!」そんなデマが囁かれています。

世田谷の住宅街から毎時2.707マイクロシーベルトの放射線量が検出され大騒ぎになりましたが、放射線源は民家の床下に置かれていたラジウム226だったと判明しました。

この民家には2年前まで90歳ぐらいの女性が暮らしていて、現在も存命であることからこの女性は年間最低30ミリシーベルト以上被曝していたと発表されました。

世田谷の高放射線量、居住者は年間30ミリシーベルト浴びていたか(1)

更新日時: 2011/10/14 17:36 JST
  10月14日(ブルームバーグ):東京都の世田谷区の住宅街で高い放射線量が検出された問題で、床下からラジウムの入ったびんが発見された民家の居住者が年間最低30ミリシーベルトを浴びていた可能性があることが分かった。文科省放射線規制室の中矢隆夫室長が14日、ブルームバーグ・ニュースの電話取材に対し明らかにした。
  中矢氏は、高放射線量について東京電力・福島第一原子力発電所事故とは全く関係ないと明言した。ラジウムを持ち込んだのは誰なのか、文部科学省が調査している。区道に隣接する民家の床下にあった段ボール箱などの中のビンに入っていたラジウム226は民間の廃棄物施設で保管する予定。
  世田谷区は弦巻地区の住宅街の歩道で毎時2.707マイクロシーベルトの放射線量を検出したと12日に発表した。計画的避難区域に指定されている福島県飯舘村で同日計測された2.05マイクロシーベルトを上回った。2.7マイクロシーベルトは年間に換算すると14.2ミリシーベルトととなり、国際的な放射線基準を14倍上回る。世田谷区は区内258カ所で放射線の調査を予定している。
  文科省放射線規制室の上田智一室長補佐は、びんには「日本夜光」の文字があったことから夜光塗料に関係があるかもしれないとの見方を示した。
  民家には今年2月ごろまで90歳ぐらいの女性が一人で住んでいた。この女性の娘が文科省の担当者に語ったところによると、床下にあったラジウムを誰が持ち込んだのかは分からないという。この女性は放射線とは無関係の病気にかかっているが、個人情報であるため詳しいことは公表されていない。
  ラジウム226の半減期は1600年。放射性元素の一つで岩石や温泉などに含まれる。強い放射能を持ち、医療や理化学の研究に使用される。米環境保護局によると、ラジウムを長時間被ばくするとがん発病の可能性が高まる。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 渡辺千咲 Chisaki Watanabe

これを聞いて私の周りでは「高線量でもあまり健康に影響ないんじゃないの?」「煙草の方がほっぽど健康に悪い」と言う人たちが出てきました。
放射線の健康問題について、彼らが本質的に理解していないのは外部被曝の事しか考えていないところです。
自然放射線の被曝で言えば、航空パイロットやCA等は勤務中に上空で日常的に高い被曝をしています。

だからと言って、健康被害が著しく高いか?と言えばそんなことは在りません。

ラジウムやウランのような天然の放射性物質も原発で人工的に作られた放射性セシウムやストロンチウムも発している放射線の種類は、ほぼ同様なのだから、危険性は変わらない?そう思っている人たちが結構居るようです。

結果的に年間30ミリシーベルトを50年間も受けた世田谷の女性は高齢まで存命だったのだから、高線量環境で生活しても、それほど心配要らないのでは・・・?と、言う理屈のようです。

そんな勘違いをしている方は次の映像の4分からの話を観てください。
本質的に私たちが注意すべきは人工放射性物質による内部被曝です。

それによる健康被害が、チェルノブイリの悲劇をもたらしたのです。
もちろん今後は、福島をはじめ東日本の広い範囲で起こるでしょう。



さて、福島県知事が国の基準値以下だったので「全ての福島県産の米は、自信を持って安全だ!」と安全宣言をしました。
これって本当ですか?

東日本大震災:福島米、安全宣言 規制値下回る 知事「自信持って作って」(1)

毎日新聞 2011年10月13日 東京朝刊
福島県は12日、新米を対象にした放射性セシウムの本検査が終了し、県内1174地点すべての検体で国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を下回ったと発表した。これにより、作付け制限された避難区域を除く県内48市町村でコメの出荷が可能となり、佐藤雄平福島県知事は県産米の安全宣言を表明した。

 同日夕、記者会見した佐藤知事は「福島県のコメの安全性が確保された。トップセールスで安全性とおいしさを強調したい」と述べ、県内農家に「自信を持って農産物を作ってほしい」と呼びかけた。

 国のコメ検査は収穫前の予備検査と、収穫後に出荷の可否を判断する本検査の2段階で実施。本検査で規制値を超えた地点があれば、1950年時点の旧市町村単位で出荷停止となる仕組みだ。福島県では9月23日の予備検査で二本松市小浜地区の1地点から500ベクレルを検出。国が本検査重点調査区域の基準とした200ベクレルを超えたため、二本松市は全国で初めて同区域に指定され、本検査を当初予定の約40地点から288地点に増やした。

 本検査の結果は1174地点中964地点(82・1%)で、機器の検出限界値(5~10ベクレル)以下。100ベクレル以上は7地点あり、出荷されるコメの最大値は、伊達市小国地区の1地点で検出された163ベクレルとなる。

 一方、予備検査で500ベクレルを検出した二本松市小浜地区の地点では、今回も同じ水田で470ベクレルを検出。県はこの水田周辺の9アールで収穫されるコメを研究用として全量買い上げる。この水田は山あいにあり、県は「セシウムをよく吸着する粘土質ではなく砂が多かったため、セシウムが稲に吸い上げられやすかったのでは」とみる。農林水産省は「地形的な問題など複数の要因が絡んでいる可能性がある。来年の作付けの問題もあり、できるだけ早く原因を確かめたい」としている。

 福島産米の本検査は早期出荷米が8月25日、一般米は9月16日から実施。問題がないと確認された自治体のコメから順次流通を始めている。来年産米の作付けについて県農林水産部は「今回の結果を分析し、土壌改良策も盛り込んで計画をまとめたい」と話している。【関雄輔、曽田拓】

事故前の食品の放射能汚染の基準値は1キログラム当たり1ベクレル以下だったのに、それを500倍にして基準値内だから安全宣言・・・って、国民を馬鹿にしてませんか?

日本の食品基準は甘すぎ ベラルーシ専門家が批判

[ 2011年10月12日 20:14 ]
チェルノブイリ原発事故後の住民対策に取り組んできたベラルーシの民間の研究機関、ベルラド放射能安全研究所のウラジーミル・バベンコ副所長が12日、東京都内で記者会見した。東京電力福島第1原発事故を受け、日本政府が設定した食品や飲料水の放射性物質の基準値が甘すぎ、「まったく理解できない」と批判、早急に「現実的」な値に見直すべきだと述べた。

 例えば、日本では飲料水1キログラム当たりの放射性セシウムの暫定基準値は200ベクレル。一方、ベラルーシの基準値は10ベクレルで、20倍の差があるという。

 また、ベラルーシでは内部被ばくの影響を受けやすい子どもが摂取する食品は37ベクレルと厳しい基準値が定められているが、日本では乳製品を除く食品の暫定基準値は500ベクレルで、子どもに対する特別措置がないことも問題視。

 「37ベクレルでも子どもに与えるには高すぎる。ゼロに近づけるべきだ」と指摘した。

 さらに、人口密度が高い日本では広域の移住は困難だとし「対策を講じるには、まず土壌の汚染を測定する必要がある」と訴えた。

 副所長は著書「自分と子どもを放射能から守るには」の邦訳出版を機に来日。14日には福島市で講演する予定。

お願いです。
西日本を汚さないでください。

私たちが安心して食事が出来るように西日本に住む皆さんは、その土地を汚染から守ってください。

国や電力会社の愚策で取り返しのつかない事が起きないように皆でこの事を訴えていきましょう。

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保育園に通う1人娘とイケメンでしっかり者の旦那と共働きの3人家族。平凡に日々の生活を送っている・・・でも、女の子っぽい美形男子好きの主婦です。

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