2ntブログ
--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2011/08/09 (Tue) これ以上汚染地域を広げないで

原発事後「日本の行政関係者には頭のおかしな人しか居ないのかしら?」そう思えるニュースが驚くほどたくさん入ってきます。

その一つが汚染瓦礫の処理問題。

汚染がれき 避難民帰宅へ法の穴を埋めよ


(8月8日付・読売社説)
 東京電力福島第一原子力発電所周辺の避難住民が帰宅できるようにするには、放射性物質に汚染されたがれきを処理することが必要だ。

 ところが、放射性物質に汚染された廃棄物は、廃棄物処理法の対象外となっている。汚染がれきの処理を規定する法律はない。

 民主党は、自民、公明両党と協議したうえで、汚染がれきを処理するための特別措置法案を近く、国会に提出する方針だ。

 この問題について、与野党の見解に大きな隔たりはないという。新法を今国会で成立させ、汚染がれきの処理を迅速に進めていくべきである。

 特措法案は法の穴を埋めるものだ。政府が、汚染がれきを直接処理することを柱としている。

 具体的にはまず、環境相が対象地域を指定し、処理計画を策定する。指定地域の汚染がれきは、環境省主導で焼却や埋め立てなどを実施する。処理に要した費用については、東電に支払いを求める、というものだ。

        -中略-

 今後の最大の難題は最終処分場の確保だろう。

 環境省は、第一原発周辺の汚染がれきや土壌については、原則として福島県内に埋め立て処分する方針だが、県側は処分場建設に強く反対している。

 政府にとって何より重要なのは、処分の具体的方法や安全対策などを丁寧に説明し、地元の理解を求めていくことである…

福島県が反対って、気持ちは判らなくは無いけど、狂牛病でも鳥インフルエンザでも、その地域が汚染されたら、発症していない牛だって鶏だって全頭殺処分されるのよ。
感情的には助けてあげたくても、他の地域に広がって迷惑をかけないように泣く泣く悲しい現実を受け入れるのです。

そして、それは放射性物質だって同じです。

狭い日本で、これ以上汚染を広げては日本人が安心して住む所も、安心して食べられる物も水も無くしてしまうのです。

原発を容認してしまった愚行を悔いて、今は汚染の拡大が最小限に留まるように務めるべきじゃないでしょうか?

それは福島だけの問題ではなく、他の東北や関東など東日本全域の問題です。

下のトラックバックは今日の新潟日報の記事ですが、東北から瓦礫を積んで移動するトラックや船舶はこれより遥かに汚染されているのです。

東京だって他人事ではありません。
焼却場の焼却灰や下水処理場の汚泥からは、高濃度の放射性物質が検出され、その処理に関して目処が立たない状態です。

知事、車持ち出し基準見直し要請


 県内のガソリンスタンド(GS)の洗車場汚泥から放射性セシウムが検出された問題で、泉田裕彦知事は8日、東京電力福島第1原発から半径20キロの警戒区域の車を持ち出す際に国が実施している放射性物質検査の「基準が甘い」として、国に見直しを求めた。現行の基準では洗車後の汚泥に高濃度のセシウムが検出される可能性があるという。要請書を同日、細野豪志・原発事故担当相へ提出した。

 国は警戒区域から域外に出る車の放射性物質の付着を調べるスクリーニングを行っている。このうち、最も低い1次スクリーニングの基準は1万3千cpmで、県の試算によると、1キログラム当たりの放射線量に換算したところ、この基準以下の車でも1台洗車すると、柏崎刈羽地域のGSで検出された最高値(9万ベクレル)を上回る汚泥が発生する可能性があるという。…

首都圏の土壌汚染深刻 35地点でチェルノブイリと同レベル


「放射能雲が関東地方を襲った3月15日夕方以降、さいたま市、川口市では(外の)空気さえ吸ってはいけなかった」。こう語るのは埼玉県の中学校で理科教師をつとめる川根眞也さんだ。風が福島から関東方面に吹いたこの日、川根さんは放射能測定器で両市の放射線量を計った。
「安全だ、心配ない」を繰り返す行政の発表やテレビの報道とは裏腹に関東地方は、やはり高濃度の放射性物質で汚染されていた。市民有志からなる「放射能防護プロジェクト」が首都圏150か所の土壌を測定したところ、35地点でチェルノブイリ原発事故の「一時移住区域」「希望移住区域」「放射線管理区域」と同じレベルのセシウム(合算値)が検出された。
調査方法は表面から5cm、砂場は15cmを採取した。期間は6月初旬から7月中旬。市民150人が1人1カ所ずつ身近な場所の土壌を採取し、すべての検体を横浜市内の民間調査機関に持ち込んだ。
調査地点のうちセシウム汚染が最高値を記録したのは埼玉県三郷市早稲田植え込みで91万9,100Bq/㎡。チェルノブイリ事故の「一時移住区域」(移住・立ち退きの義務がある)と同じレベルだ。
次に高かったのが千葉県松戸市紙敷の園庭で45万5,845Bq/㎡。チェルノブイリ事故の「希望移住区域」(移住の権利が認められる)に匹敵する。松戸市はじめ首都圏の5ヵ所でこの「希望移住区域」と同レベルのセシウム(合算値)が検出された。
チェルノブイリ事故の際設けられた「放射線管理区域」に相当するのは東京文京区小石川4丁目の植え込みをはじめ29ヵ所。
チェルノブイリ事故では行政が住民を大量に避難させたが、それでも後にガンや白血病が多発した。首都圏では行政が「避難」の二文字を発する様子はない。事故を起こした福島第一原発間近の福島市においてさえ、政府の現地対策本部は「国が安全と認めた所には強制はしないが留まっていただく」と冷淡なのである…


これら汚染された土壌を自分のところに留めて置くのは嫌だから、他で処分してくれと言って、汚染されていない地域にばら撒くのは愚行としか言いようがありません。

東日本大震災:岩手・釜石市副市長が北九州訪問 がれき受け入れに期待 /福岡


 岩手県釜石市の若崎正光副市長が19日、北九州市役所を訪れ、北橋健治市長を表敬した。東日本大震災で釜石市内には70万トンを超えるがれきが残され、北九州市が一部受け入れを検討している。若崎副市長は「船で運ぶのでコストが課題だ。そこをクリアできる方法が見つかれば大量に運び出したい」と述べ、北九州市を含む他自治体の受け入れに期待を寄せた。

 若崎副市長は「3000~4000トンをとりあえずやってみるのかなと思っている」と述べ、近く試験的に搬出する予定という。また北九州市が12年度に実証実験を始める、電力需給の最適化を図る「スマートグリッド(次世代送電網)」の技術を復興に生かしたい意向も示した…


「京都五山送り火」で陸前高田の薪を燃やす事を中止した事に抗議が殺到したみたいだけど、そもそもこんな企画を立てたこと自体が問題なのです。
中途半端に感傷的になって「被災地のため…」とか、やっている事が本末転倒なのよね。

だいたい、なぜ被災地の供養のための迎え火や送り火を京都で焚かなきゃならないの?

御霊は家族の元、そしてふるさとへ帰って来るものでしょう?
感傷的なイベントにして、被災地の瓦礫の問題をおかしな方向で歪曲させるような今回の騒ぎ。

くれぐれも放射性瓦礫処理とは別の問題として語って欲しいものです。

とにかく、九州や北海道を放射性物質で汚染してどうするつもりなのでしょう?

汚染を免れている地域の行政機関の皆さん。
汚染地域に住む人間からのお願いです。

安全で安心な水と食料を供給していただくためにも、こちらからの瓦礫は受け入れないで下さい。


最後に福岡在住のあきえごけさんがツイートされている【がれき処理施設MAP】九州と北海道で汚染瓦礫を受け入れ検討している自治体をマークされています。

【がれき処理施設MAP】

これ・・・やばいでしょう?

九州の人たちはいったい何を考えているのか?
信じ難い現実に立眩みしそうになりました。

未分類 | trackback(0) | comment(1) |


<<胸を張れる生き方をしていますか? | TOP | 自公民3党はもうダメ政党だと判りました。>>

comment











管理人のみ閲覧OK


管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2011/08/10 06:33 | [ 編集 ]


trackback

trackback_url
http://mikacyan2.blog.2nt.com/tb.php/165-96bab3d0

| TOP |

電力使用状況

ブログ内検索

プロフィール

MIKA

Author:MIKA
保育園に通う1人娘とイケメンでしっかり者の旦那と共働きの3人家族。平凡に日々の生活を送っている・・・でも、女の子っぽい美形男子好きの主婦です。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

お気に入り

このブログをリンクに追加する