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佐賀県の武雄市の樋渡市長が「東北三県(岩手・宮城・福島)の瓦礫を受け入れる」と発表しました。
この市長は、自分が放射性物質に関するまともな知識が無いと言う自覚がありません。
したがって、自分は善い事をしていると思い込んでいるようです。
国の安全基準を満たしている瓦礫を受け入れるという考えのようですが、この考えが、根本的に間違っています。
本来、原子炉内で作られた人工の放射性物質には危険性は有っても、安全性は無いと言う基本知識が欠落しているのです。
11月28日(月) 20時18分
佐賀県武雄市の樋渡市長は、東日本大震災で発生した岩手、宮城、福島の3県のがれきを受け入れる意向を表明しました。
武雄市の樋渡啓祐市長は、RKBの取材に対し、岩手、宮城、福島の東北3県のがれきを海上輸送し、武雄市の杵藤クリーンセンターで処理する方針を明らかにしました。
●武雄市・樋渡啓祐市長
「あのがれきが、復旧とか復興の最大の妨げなんですよ。見てくれもそうだし、心理的にもそうなんですよね。それを取り除くというのはある意味、日本、我々のでき得る責任の取り方じゃないかと思って、その一端として声を上げていきたいなというふうに思ってます」
杵藤クリーンセンターは、武雄市を含む3市4町でつくる広域市町村圏組合で運営されているため、樋渡市長は、来月6日に開かれる組合の首長会議で、がれきの受け入れを提案するとしています。
受け入れの時期や量は未定ですが、広域市町村圏組合で独自の放射線量の基準を設定し、基準値を下回るがれきだけを早ければ年内にも受け入れる方針です。
樋渡市長は「武雄市に続いて、全国でがれきの受け入れが広まって欲しい」と話しています。
福島原発の事故後、ことさら放射線量の話ばかりが語られていますが、放射能汚染の問題は本来、外的な放射線量の問題より、放射性物質が体内に取り込まれて内部被爆してしまうことによって、癌や白血病、心臓疾患を引き起こしてしまう点に有るのです。
そして、チェルノブイリ後20数年に渡る研究の結果、放射性物質は脳細胞まで破壊する事が判ってきました。
原発ブラブラ病などは最近知られるようになって来ましたが、他にも脳の萎縮や明らかな記憶障害、原因不明の頭痛や倦怠感など、チェルノブイリの放射能汚染地域では過去になかったさまざまな症例が報告されています。
そのさまざまな障害がどれくらいの放射性物質によって発症するのか?
その正確な数値は解っていません。
※小出助教いわく「プルトニウムの場合、100万分の1グラムを吸い込んだら,人間一人が肺がんで死ぬ」とのことです。
現在の日本はすでに大量に汚染されています。
そのために、仕方ないから最低許容範囲を安全基準という言い方で数値化して決めているだけなのです。
その事を樋渡市長はちゃんと理解していません。
はっきり言えばこの人は無知です。
本来、地域住民の健康を最大限に守るべき市長が、勘違いした正義感で偽善運動を始めたようにしか私には見えません。
例えば、受け入れた瓦礫は焼却して焼却灰を地中に埋めるのだと思いますが、セシウムの沸点は641℃です。
しかし、日本の焼却炉は廃棄物処理法施行令で燃焼条件を温度800℃以上とされており、汚染瓦礫を燃やせばセシウムは気化して、焼却フィルターをすり抜け、大気中に拡散してセシウムが広範囲に降り注ぎます。
武雄市の焼却炉はそういった問題に適切な対策をとってあるのでしょうか?
さらに付け加えれば、福島や茨城よりは遥かに汚染の少ない東京でさえ、一般の焼却ゴミを燃やすだけで、キロ当たり8000ベクレルの放射能灰が毎月数千トン単位で膨れ上がり、その最終処分に苦慮している状態なのです。
そのような汚染灰を武雄市は、どこにどう処分するつもりなのでしょう?
[福島民放]
福島の地元紙福島民友は、福島県内のがれきの総量は、浜通り沿岸部を中心に約220万トンで、県内の最終処分場の埋め立て残余容量が約450万トンあることなどを踏まえ、
「県内施設で処分できる」
とする県産業廃棄物課のコメントを伝えています。
県内で最終処分が可能などころか、他県の放射性ガレキの一部を受け入れる余裕さえあるのです。
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東日本に大切な家族が居て、それでも小さい子供の未来を考えて西日本に避難している人間として言わせてもらえば、せっかく大規模汚染を免れている九州の大地を意図的に汚すなんて愚かとしか言いようがありません。
私たち日本の国民が安心して口に出来る食べ物は今や西日本にしかないのです。
それを勘違いした正義感で、台無しにするなんて愚かの極みです。
東京都が瓦礫を受け入れるのは、すでに大量に汚染されている土地ですし、今まで福島原発の恩恵にあずかって来た事を考えれば、ある程度仕方ないことかもしれません。
しかし、九州は違いますよね?
今、九州をはじめ西日本の各県に住む人たちが優先すべきなのは、放射能汚染を最小限にとどめ、出来るだけ安全な水と食料を全国に供給すること。
そして、未来を生きる子供たちのために健やかに暮らせる土地を維持することだと思います。
私たち親の世代は、これから未来を生きる子供たちの事を本当に考え、それでも国内で育てたいと決めたのなら、熊本県や鹿児島県、佐賀県、そして福岡県に避難すべきでしょう。
日本で最も福島原発の放射能汚染を免れたこれらの土地を、勘違いした市長の粗末な正義感で汚してしまう愚行を九州の人たちは阻止すべきです。
一度汚してしまえば、もう二度と元には戻らない・・・。
放射能汚染とはそういうものです。
繰り返しになりますが、西日本が東日本を応援できる最善の方法は、皆で被曝することではありません。
皆が安心して口にできる食料を供給し、避難できる土地を維持する・・・それが最大の応援です。
九州の皆さんは、汚染瓦礫ではなく、東日本の子供たちを受け入れて下さい。
そして行政機関の皆さんは、そのために必要な仕組みづくりを考えてください。
お願いします。
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