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深夜NHKのETV特集『シリーズ原発事故への道程(後半)』の再放送をやっていました。
この番組のラスト1時間25分くらいから語られる島村原子力政策研究会の人たちの「それでも原子力は必要だ!」と言う言葉に、原発推進派の人たちがすがりついた「原発の安全神話」と同じレベルの思い込みを感じてしまいました。
この人たちにとって原子力開発は自分達のアイデンティティーであるわけで、そのアイデンティティーを保つために、原発を安全だと思い込みたかった。
だから、危険性を考えないようにしていた。
それと同じ理由で、原発は今後も推進しないと自身のアイデンティティーを否定する事になる。
だから、原発が必要だと思い込みたい。
他の代替エネルギー開発の事なんて考えたくない。
そんな、悲しすぎるほど哀れな思考が垣間見えてしまいます。
番組では信念・・・なんて言い方をしていますが「原発しかない!」と、彼らが何の確証も無く、ただ思い込んでいる。
私にはそんな風に見えました。
原発の危険性や問題点をどれだけ指摘されても、原発開発を進めると言う目的のために「安全だ!」「想定不適当!」と反対派住民の意見を黙殺し続けた、原発推進派の頑ななまでの思い込み(信念?)。
「それでも原発は必要だ!」と言う信念が「原発は安全だ!」と言う思い込みとなんら変わらないものであるように、私には感じられました。
「本当に原発だけが日本のエネルギー問題を解決する唯一の手段なのか?他の方法を本気で考えた事があるか?その思い込みって、原発の安全神話と変わらないのではないのか?」そう言う反省をこの人たちは永久にしないのだろうと感じます。
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