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2011/07/22 (Fri) 原発が電気料金を上げている!

「原発をやめたら電気料金が上がる!!それでもいいのか?」と原発推進派の人たちが国民を脅しています。
だけど、日本の電気料金が高いのは本質的に発電方式とは関係ないのよ。

国民はもっと賢くなって、事実を知っていきましょう。

日本の電気料金が馬鹿みたいに高いのは、年間1000億円(東電だけで300億円)もの広告費を電力会社が使ったり、研究開発費だけで1兆円(関連施設費まで入れたら2兆円)もかけて、実用化のめども立たない高速増殖炉を作っても、その全てを電気料金に上乗せして私たち利用者に請求してくるからなのです。

普通の企業なら1兆円の開発費を使って15年間もかけて実用化出来ない投資をやったら潰れちゃうよね。
でも、電力会社はそんな無駄遣いをすればするほど儲かる仕組みになっています。

なんで、そんなおかしなことが起こるのか…?

それが、電気事業法で決められている【総括原価方式】と呼ばれる驚くような電力会社保護法の正体であり、現在の日本の電気料金が高くなっている理由なのよね。

だいたい、地域独占企業なのになぜ電力会社はテレビや新聞、雑誌に高い広告費を使ってCMを打つのでしょう?

それは、経費を使えば使うほど電気料金を上げて、利益を増やせるからです。


そんな無茶苦茶な利益構造を可能にしている【統括原価方式】とはどんなものなのでしょう?

この法律、制定当初は電気の安定供給を行うために、国の許可を受けた電力会社が各地域ごとに独占的に電気を販売する事を認める代わりに、その料金が不当に高くならないようにするために必要経費の3.5%とを営業利益の上限とすることを定めたのです。

ところが、この取り決めを悪用して不必要な広告費や銀行の借入金の金利を高く支払うことで経費を増やし、より多く儲けられる・・・そんな、邪道な経営を電力会社は行ってきました。

さらに、この事が日本の電力会社と銀行やマスメディア、行政や政治家との癒着を招き、彼らに都合のいい利権構造を確立してきたのです。

そして、原発が推進されました。

なぜ原発なの・・・?それは原発が金食い虫だからです。

発電の直接経費こそ低額なのでしょうが、原発対策費として原発の立地地域へ払っているさまざまな経費や原発推進のための広告費等、年間経費は火力や水力ではかけようがないくらい経費がかけられます。

火力や水力に核燃料税とか言って立地地域の町村に迷惑料を払う必要ないもんね。

だから、原発のようにコストのかかる発電を止めたら、電力会社は儲けが減るのです。

「原発止めたら電気料金が上がる?」冗談じゃないわよね。
「やれるもんならやってみなさい!」・・・だわ。

電力のコスト計算方式


総括原価方式

 そもそも、電気の値段はどのようにして決められるのでしょうか。我が国では電力のコストは電気事業法という法律に基づき、「総括原価方式」という方法で計算されています。
この方式は、発電・送電・電力販売にかかわるすべての費用を「総括原価」としてコストに反映させ、さらにその上に一定の報酬率を上乗せした金額が、電気の販売収入に等しくなるように電気料金を決めるやりかたです。

 つまり、電力会社を経営するすべての費用をコストに転嫁することができる上に、一定の利益率まで保証されているという、決して赤字にならないシステムです。これを電気事業法が保証しています。普通の民間企業ならば、利益を生み出すために必死でコストを削減する努力をするはずですが、電力会社はどんなにコストがかかろうと、法律によってあらかじめ利益まで保証されているのです。
 戦後の荒廃の中から経済復興をはかるために、公益性の高い電力事業を基幹産業として保護育成するためにとられた政策ですので、日本が経済発展をするためには一定の歴史的役割があった方式ということもできます。
 しかも、電気事業法は電力会社の地域独占も認めています。沖縄を含め全国を10のブロックに分け、それぞれの地域内では特定の電力会社以外、電力を売ることができませんでした。つまり、電力会社には市場で競争するライバルがいなかったのです。
 電力会社は民間企業であるとは言いながら、これほど手厚く法律によって保護されている企業はありません。産業が高度化し、多様化している現在、エネルギーも石油やガスなど多様化しているわけで、電力だけが優遇されている電気事業法の仕組みは、歴史的使命を終えているのではないでしょうか。

 この電気事業法に守られて、電力会社はコストを考えることなく、設備などを増強してきました。どんなにコストをかけようと、必ず儲けが保証されるわけです。というよりコストをかければかけるほど、儲けが大きくなるしくみですから、原子力発電所など高価な設備をつくればつくるほど儲かることになります。しかし、その結果、電力会社は市場の競争原理にさらされることなく、日本の電力料金は欧米諸国にくらべひどく高くなってしまいました。民生用に比べ割安の産業用電力料金を比較しても、日本の電力料金がいかに高いか、グラフから読み取ることが出来ます。…

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保育園に通う1人娘とイケメンでしっかり者の旦那と共働きの3人家族。平凡に日々の生活を送っている・・・でも、女の子っぽい美形男子好きの主婦です。

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