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2012/01/07 (Sat) 5~10年後の子供達の学力は西高東低

放射線の影響を過小評価して、原発事故によるコストを出来るだけ抑えたい人々がネット上でも暗躍しています。
被害を騒ぐ奴らはサイエンスリテラシーが低いだとか、低線量被曝のリスクは疫学的には証明されていないだとか、……まあ、放射線被害の立証のしづらさを解った上で再び安全神話の再構築を始めているようです。

原発事故で崩壊した原発の安全神話。
代わりに放射線被曝の安全性を風評して回る原発推進派の人々。

福島に朗報、「甲状腺疾患の増加は予想できない」ロシア専門家=チェルノブイリ報告から考える合理的な低線量被曝対策 - 石井 孝明

アゴラ 1月7日(土)10時34分配信

■巨大な社会コストと釣り合わない放射能リスク

前回『放射能対策、「健康被害極小」から「事故被害減少」へ政策の転換が必要』という記事には賛否両論の多くの意見をいただいた。

内容をまとめると、以下の通りだ。

▼放射線は年100ミリシーベルト(mSv)以下を緩やかに浴びたとしても被ばくと発がんなどの健康被害の証拠が得られない。被害の可能性は少ない。
▼福島原発事故では、福島と東日本の放射線量では、健康被害の可能性は少ない。
▼福島事故ではこれまで1人も死者がいない。これからも健康被害の可能性は極小である。それなのに推定で4兆円以上も東京電力が支払い、避難や混乱などの社会コストも発生した。この負担は妥当なのか。

今回のコラムはその主張を補強する情報を追加したい。1986年のチェルノブイリ事故の教訓だ。
広島と長崎の原爆投下の被害者のデータは蓄積されている。原爆の被害の中心は火と熱だった。また爆心地近くの瞬間最大1000mSv前後の急性被曝も放射線による健康被害をもたらした。しかし低線量での長期間の被曝では200mSv未満で、長期観察を経ても健康被害があるとは明確になっていない。[1]

しかし原爆よりも福島の原発事故の参考になるのは1986年に起こった旧ソ連のウクライナのチェルノブイリ事故だ。ただし福島の放射性物質の大気中への拡散量はチェルノブイリの10分の1以下と推定され、原子炉も大きく破損はしていない。

■ロシア専門家「チェルノブイリ付近で特別の疾患の増加は観察されていない」

チェルノブイリ事故についてIEA(国際エネルギー機関)など8国際機関とロシア、ベラルーシ、ウクライナ3カ国の報告書(2006年)[2]、ならびに国連科学委員会放射線部会の報告書(2008年)[3]のポイントは以下の通りだ。

▼急性被曝による死者は50人以下。

▼甲状腺疾がんの発症者は被災地居住者約500万人のうち4000人程度。そのうち死者は0.2%程度。発症率は他地域比で10倍と推定され、15歳以下の児童が多い。原因は事故直後に汚染された食物、特にミルクや乳製品によるものだ。

▼同地域はソ連邦崩壊の社会混乱にも直面し、寿命の短縮などの健康被害があった。それもあって放射線による健康被害の全体像は明確ではない。ただし結論としては、「放射線医学の観点からみると、ほとんどの人々が、将来の健康について概して明るい見通しを持てるだろう」(国連報告)という。

また内閣府は「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」で内外の専門家の知見を集めた。ちなみに、この報告は低線量被曝に関することを学びたい人には参考になるので参照いただきたい…

上のような記事は、その報告書をまとめた人間の立場を考慮に入れていない気がします。

チェルノブイリ事故の時も、IAEAの専門家は放射線被曝による病気のリスクはほとんどないと言って、安全宣言したのよね。

そして、放射線被曝は癌や白血病だけでなく、心臓疾患を引き起こしたり、脳へのダメージで記憶障害や精神障害を引き起こす事は統計がとりづらいだけで、明らかに増えているのです。

去年の後半、ニュースになっただけでもいったい何人の人が急性白血病を発症したり、心不全で急死した?
当然、ニュースに成っていない白血病患者だって居るわけで、こんな年は今まで無かった気がします。

放射線の影響を受けやすい子供を東日本で無理やり育てるのってどう考えてもリスキーだよ。
「疫学的な立証がされていないから安全だ!」なんて、その考え方自体がナンセンスだよね。
危険性があることだけは事実なのだから、そのリスクは出来るだけ避けるべきだし、死ななければいいなんて話じゃないよね。

これから5~10年もすれば、日本の子供達の学力は西高東低に成りかねないわよ。

心臓や脳への障害は子供達にとっては致命的だと感じます。
白血病や癌にならなくたって、命に別状が無くったって・・・「だからOK!」なんて問題じゃないわよね。
子供達の事を本気で考える親なら、西日本に避難すべきだと思います。

家族がバラバラで暮らすのは正直、大変だし。
けっして良い事だとは思わない。
出来れば家族みんなで、避難できるのがいいと思います。
でも、それが出来ないのならせめて子供だけでも、できるだけ早い避難を考えるべきです。

だって、5年後では取り返しがつかなくなりかねないのよ。
チェルノブイリハートや原爆ブラブラ病になった後では、人生のやり直しは効かないんだから・・・。



ちなみに上の特集番組の後半で紹介されている低線量汚染地域のあるベラルーシの食品汚染基準は飲料水で日本の20分の1です。
この番組は事故後10年目の取材番組だけど、20年後の取材では当時の子供達やその子供達に深刻な健康被害が確認されています。
子供を持つ親は是非、ドキュメンタリー映画『チェルノブイリハート』を観るべきです。
日本政府や御用学者がやっいる事がどれほど信頼に欠けるか判ります。

日本の食品基準は甘すぎ ベラルーシ専門家が批判

2011.10.12 20:28

 チェルノブイリ原発事故後の住民対策に取り組んできたベラルーシの民間の研究機関、ベルラド放射能安全研究所のウラジーミル・バベンコ副所長が12日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。東京電力福島第1原発事故を受け、日本政府が設定した食品や飲料水の放射性物質の基準値が甘すぎ、「まったく理解できない」と批判、早急に「現実的」な値に見直すべきだと述べた。

 例えば、日本では飲料水1キログラム当たりの放射性セシウムの暫定基準値は200ベクレル。一方、ベラルーシの基準値は10ベクレルで、20倍の差があるという。

 ベラルーシでは内部被ばくの影響を受けやすい子どもが摂取する食品は37ベクレルと厳しい基準値が定められているが、日本では乳製品を除く食品の暫定基準値は500ベクレルで、子どもに対する特別措置がないことも問題視。「37ベクレルでも子どもに与えるには高すぎる。ゼロに近づけるべきだ」と指摘した。(共同)

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