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2011/07/02 (Sat) 火消しの人たちの理屈は結局、論拠が破綻しています。

武田先生の記事を紹介した途端に、火消しの人たちがいきなり湧いてきて笑ってしまいました。

>武田教授は温暖化は人類のためになると仰っている稀代の変人です。

なんて書き出しで信憑性を疑わせておきながら、

>地震で火力発電所に被害がありましたので運転を停止していたのもありましたからね。
>大げさだったのは確かですが、でもね夏を乗り切るにはあれくらいはしないと節電しませんから。

といきなり俺様理論を展開するあたりが、語るに落ちています。
地震で火力発電所が被害を受けたなんて、ニュースはほとんど報道されていません。
それが事実だったとして・・・さらに、その事を知っている人間って・・・東電の関係者ですよね?

「でもね夏を乗り切るにはあれくらいはしないと節電しませんから」

ってこの理屈はどうでしょう?
自分勝手な理屈もいいところです。

結局、武田先生の指摘は当たっているって事なのよね。
そして、あの計画停電で、送電網を国民を脅すために遮断したために、エネットのような電力の小売に新規参入した会社は、電気の余剰が有ったのに顧客に届けられなかったのよね。

陶邑春樹さんの言っている内容が事実なら、エネットをはじめあの計画停電で損害を受けた企業は東電に、損害賠償請求が出来るわね。

自分達に都合のいい方向に情報操作をして、顧客を脅し、他人に損害を与える行為は犯罪なのよ。

東電の人は、よくよくその辺りを理解しておきなさい。
今回の事で私は、そして国民の多くも本気で怒っているんだからね。
金の力で世論を簡単に操作できると思わないでよ。

>再生可能とか自然エネルギーとか言いますけど今一番進んでいるドイツでさえ原発推進しないとどうのもならない事を知るべきですね。

「はぁ?」笑わせないでよ。

今回の福島原発の事故で、どれだけの国民の人生がメチャクチャになったと思っているのよ。
経済効率の話をするのなら、原発なんてさっさとやめるべきだし、少なくとも東電は株主総会では自然エネルギーへの転換を会社の方針として株主に約束すべきだったと思います。

もう一方、通りすがりさんがエネルギー庁の資料ページを示して、日本の電気料金は諸外国と比べて高くない。
と主張しておられましたが、ドイツなどヨーロッパの諸外国は現状で火力発電の5倍近いコストが掛かる太陽光発電など自然エネルギーの普及を進めていて・・・あの金額なのです。

ほとんど自然エネルギー発電を行っていない日本を比べるのなら、比較する国が違うでしょう?

言い方を変えれば今の電気料金を払うのなら、自然エネルギーへの転換ができると言う事よ。
放射性廃棄物の廃棄コストを無視して、低コストだなんて言い張って、原子力利権をむさぼり、高い電気料金で得た利益を湯水のように使って政治家やマスコミに圧力を掛け、我が世の春を謳歌している電力会社の罪を被害を受けた国民は絶対に忘れないわよ。

参考までに、こんな記事を見つけたので紹介しておきます。

日本と同じ、火山国で島国のニュージーランドは、フランスのビキニ環礁の核実験に反対していた歴史から原発を持っていません。
その代わり、日本の企業が輸出している地熱発電技術を導入して地熱発電など自然エネルギーの普及を広く進めています。
そのニュージランドの電気料金と日本の電気料金を比較した記事です。


NZの電気代は高いのか


生活感覚から、NZは日本と比べて電気代が高いという人がいる。原発がないから電気代が高いのだという人もいる。本当だろうか。

日本のように電力会社が地域独占になっているのは今では先進国ではむしろ少ないようだ。NZでも他の欧米諸国同様、消費者は複数の電力会社の料金プランを比較して、自分のニーズにあった電力会社と契約することができる。

ぼくもいろいろ比較してシミュレーションしてみたが、どこもだいたい似たり寄ったりだ。

ここではGenesis Energyのウェリントンの料金のうちClassic Planというのを見てみると、固定料金が1日あたり34.50セント、従量料金が1kWhあたり23.64セントである。*1

東京電力の従量電灯Bで40Aの契約だとすると、固定料金が1か月あたり1092円、従量料金は最初の120kWhまで(第1段階料金)1kWhあたり17.87円、120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金)22.86円、300kWhを超えた分(第3段階料金)は24.13円である。http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/data/chargelist/chargelist01-j.html

©TEPCO

今円安になっているが、今日のレート66.16円/1NZドルで換算すると、Genesisは固定料金が1か月696円、従量料金が一律1kWhあたり15.64円ということになるので、それでも東京電力と比べるとずいぶん安いのである。...

日本には、地熱も風力も、太陽電池も世界トップクラスの技術があるのに国内で普及しない最大の理由は電力会社の独占販売体制と国のエネルギー政策の失敗が大きいように思います。

さらにもう一つ、こちらの記事もとっても興味深かったので紹介しますね。
自然エネルギー発電を推進するなら電力の自由化はやるべきではない・・・って主張です。
これもなるほどと思いました。
電事法を改正して、電力利権を剥ぎ取る法案を可決させる。
これがちゃんとやれるのなら、たしかに有りかも・・・と思いました。
菅さんがやろうとしているのは、こちらの方法です。

MIKAとしては、どちらもありだと思います。


日本の電気料金が世界一高いのは間違いだが・・・


 今更な話だが、テレビなどではなぜか日本の電気代が世界で一番高いと紹介されている。しかしドイツでは太陽光で作った電気を1kWhあたり70円ぐらいで買い取るなどをすることで電気料金が跳ね上がっていることについての報道はあまり見ない。自然エネルギーを賞賛する場合にドイツを取り上げても、その電気料金を太陽光による発電がいかに高くしているかを解説している番組は、自分が知る限りではワールドビジネスサテライトぐらいだろう。
 今後のドイツの電気料金は20年間で7兆円もの電気料金が上乗せされる予定になっている。これで太陽光発電がどれだけ普及したかと言えば、発電量のわずか2%にしかならかったという(←6月19日放送のMr.サンデーより)。ただし、その電気料金を負担しているのは家庭が主であり、企業向けの電力は日本より安い。
 太陽光発電による1kWhあたりの発電コストは40~50円ぐらい。これを採算が合って利益が出るような数字にするためには、1kWhあたり70円程度で20年間固定価格買取をしなくてはならないということなのかもしれない。これが大きく電気料金を引き上げて事実上の増税と同じ効果をもたらすことになる。
 20年間もの間、1kWhあたり約70円という高額の固定価格で買い取れば、当たり前のように電気料金が跳ね上がってしまう。こういった事情によって日本の電気料金は太陽光発電を積極的に取り入れている国と比べて安くなっている。そういう意味では藤沢数希氏の言うとおり、日本の電気代の国際比較で見たら、日本の電気料金が世界で一番高いなんてマスコミが垂れ流す情報が嘘なのは否定できない。日本の電気料金は太陽光などの割高自然エネルギーを導入している国と比べたら間違いなく安い。
 ただし、太陽光のような割高自然エネルギーを導入していない国と比べたら日本の電気料金は非常に高いのもまた事実である。
 これをクリアするのは電気事業法に電力会社役員及び従業員の給料規定や退職金規定、企業年金禁止条項などを付け加えればいい。つまり、電力会社の従業員の平均年収を500万円ぐらいに設定して、その後は物価の上下で変化させるように制限すればいい。そして企業年金は完全に廃止・禁止にすること。公的年金だけで十分であるし、他の多くの民間企業に企業年金はない。退職金積立も月1万円×物価の上下までと制限する。役員については独占企業なんだから報酬は1500万円まで制限して退職金は禁止にする。と、「自然エネルギーの固定価格買取法案を出すつもりの菅直人」から丸写ししたが、わざわざ送配電と発電の分離なんて複雑な制度を設計しなくても、電気事業法を改正すれば問題の多くは解決できると思っている。...


さて、もう一つCO2の削減を経済活動に組み込み、商売をはじめた国にとって都合の悪い発表が行われているので、これも原発がいいと言っている人たちにとっては、困るニュースよね。

2009年の6月26日に、NASAは「地球温暖化は 太陽活動周期によるもので人為的ではない」と発表しました。

英語が判らない人は、↓こちらでも紹介されています。


太陽黒点100年に1度の低水準 温暖化どころか「寒冷化」?


ここ半年ほどで、「太陽の黒点が少ない」という指摘が相次いでいる。黒点は11年周期で増減を繰り返し、これからは黒点の数が増える時期なのだが、そのペースが遅れているというのだ。過去、黒点が観測されなかった時期に寒冷期が訪れたということもあり、寒冷化を懸念する声もあがっている。
08年から活発に、2011年頃にはピークのはずだった
黒点は、太陽の表面にシミのように見える黒い部分だ。太陽の表面温度は約6000度なのに対して、黒点の温度は約4000度と低いため、黒く見える。磁石の様な強い「磁場」を持つのも特徴で、黒点の周辺では「フレア」と呼ばれる大爆発も多く発生する。黒点が多いほど、太陽の活動が活発だとされる。
黒点は11年周期で増減を繰り返し、通常のペースでいけば、08年から活発に出現し、2011年頃には出現のピークを迎えることになっている。
ところが、米航空宇宙局(NASA)やベルギーの「太陽黒点数データセンター」の調べによると、活動が約100年に1度の低水準にあるのだという。前出の「太陽黒点数データセンター」の観測では、08年に黒点が観測できなかった日数は266日。過去4番目に多い日数だ。
国立天文台によると、09年3月に、1日に観測できた黒点の平均個数は0.74個で、4月が1.23個、5月が2.9個。少しずつ増えているようにも見えるのだが、同天文台では
「これから黒点の数が増えていくはずなのですが、確かに、そのペースが遅れ気味です」
と話す。
黒点がほとんど観測されなかった時期に欧州が寒冷化
一部では、今回の状況を、かつての寒冷期と結びつける動きもある。1645年から1715年にかけて、「マウンダー極小期」と呼ばれる、黒点がほとんど観測されなかった時期があったのだが、この時期はロンドンのテムズ川が凍るなど、欧州が寒冷化。農作物が実らずに、飢饉が発生したという。ただ、この時期についても、黒点の増減と寒冷化との因果関係は不明だ。...

そして、今年【2011年6月16日】には続報が伝えられています。

太陽活動、17世紀以来の休止期に突入か 米研究


【6月16日 AFP】太陽黒点の増減に周期があることは、よく知られているが、太陽活動が近く休止期に入る可能性があると、米ニューメキシコ(New Mexico)州ラスクルーセス(Las Cruces)で開かれた米国天文学会(American Astronomical Society、AAS)の太陽物理学部門の会合で、天文学者らが指摘した。
 
 黒点が著しく減少する太陽活動の休止期は17世紀以来はじめてで、このような時期には、わずかだが地球の気温が低下する可能性がある。

 数年前から天文学者たちは、太陽は2012年前後に激しいフレア活動や黒点増加がみられる活動極大期を迎えると予想してきた。しかし最近、太陽はその予測とは正反対に、異様な静けさを見せている。

 そのしるしとしては、ジェット気流や黒点の消滅、極点付近での活動低下などがある。米国立太陽観測所(National Solar Observatory)のフランク・ヒル(Frank Hill)氏によると、極めて珍しい予測外の現象で、今後、黒点周期は休止期に入るとみられるという。

 太陽活動は、ほぼ11年周期で変動を続けており、22年ごとの磁場極性反転の中間期に、それぞれ活動極大期と極小期が現れる。

 天文学者らは現在、近く訪れるとみられる太陽活動の休止期がモーンダー(Maunder)と呼ばれる70年間続く活動極小期にあたるのかどうかを調べている。モーンダーの期間は黒点がほとんど観測されない。前回のモーンダー期だった1645年から1715年は「小氷期」とも呼ばれている。(c)AFP/Kerry Sheridan

武田先生の主張はこういう学術発表を基にしているのでしょう。
東電の火消しの人の主張より、信憑性が有ると思うのは私だけかなぁ・・・?

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comment











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> 私たち国民は本気で怒っているんだからね

あなたが国民の総意を代表しているわけではなく、異なる意見を持っている人もたくさんいます。
自分の意見をしっかり持っているのなら、「私は」と一人称を使うべきでしょう。
(ちなみにこうした主語の総称化は詐欺や宗教団体によくある手口ですよ)
原発反対をしない人は全員東電の回し者ですか?
国の根幹に関わる難しい問題であり、様々な意見があって当然だと思います。
火力発電所が止まっていたなんて、ニュースでもやっており多くの人が知っています。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103170445.html
ちなみに私も東電と政府に対しては怒っています。
彼らはしかるべき責任をとり、改善する必要があると思っています。
ただし原発推進が完全に間違っていたとは思えません。
CO2削減という国際的圧力があり、自然エネルギーも未発達であった少し前の時代では他に選択肢はなかったでしょう。
それよりも必要な安全対策をとらなかったことに大きな責任があるように感じます。


ドイツは石炭資源が豊富な資源国です。
それでも原子力を停止したことにより、電力輸入国になってしまったんですから。。。
総電力の2%を占める太陽光発電が5倍のコストがかかるとして、全体ではどれだけコスト増に影響があるかわかりますか?
電気料金の上昇は、燃料価格の上昇やCO2排出権取引などいろいろ原因もあります。
電気使用量の少ないニュージーランドとの比較はあまり意味がないでしょう。
日本の電気使用量は欧米諸国と比べても多いですから。
24時間電気をつけてコンビニが営業している日本の都会、一方6,7時にはほとんどの店が閉まってしまう海外。
単なる便利さだけでなく治安の問題等も絡み、私には単純には善悪の判断ができません。
ところで、原発推進しているフランスの電気料金が安いことはスルーですか?
このことからして、原子力自体は本当は低コストなのかもしれませんよ?
ただ日本の仕組みが悪いだけであって。
もちろん私はそんな理由で原発を推進する気は毛頭ありませんし、そんな理由だけなら原発なんて撤廃すべきですよね。
あ、自然エネルギーが(少なくとも現状では)高コストである、というのはブログ主さんと一致した意見ですね。


以前も書いたことがありますが、武田氏は科学的根拠に基づいた議論をしないため、その発言には私は全く信用を置いていません。
日本の電気代はアメリカの3倍もして高いと誇張した表現を使って持論を有利に展開する手法はいいのですか?
原子力安全神話詐欺にだまされたように、自然エネルギー万能詐欺にだまされていませんか?

挙げられているNASAの発表は、産業革命前までの地球の温度は太陽活動とリンクしている、という主張をしているだけで、現在の温暖化は人間が主要原因だと述べています。
そしてそれが今の学界での、データに基づいた一般的な見解です。

http://www.sciencedaily.com/releases/2008/05/080512120523.htm

論文の都合のいい一部を取り上げて持論を展開するのは、以前にも「犬吠崎沖に風力発電を作れば・・・」なんてばかげた話もありましたね。

太陽活動が休止期に入ろうとしているというのは人類起源の温暖化とは別のもっと長いスパンでの問題です。
個人的意見としては、そうした微妙な時期にあるのにやすやすとCO2削減を国際の場で約束してしまう鳩山さんに大変不満を持っています。

ブログ主さんは原発に肩を持つ意見は全て利権という一言で片付けてしまう一方で、自然エネルギー推進派の人の意見は無批判に受け入れすぎなんですよね。
だからこそ、自分を含めていろいろと反論したくなってしまう。
世界各国の先進諸国が原子力発電所を持っているのは全て金のためと思いますか?
原発が危険なことは確かですが、現状自然エネルギーだけで今の経済を回すのに必要な電力をまかなうことは無理です。
そんな国はどこにもありませんし、だからこそ資源の乏しい先進諸国は日本と同じようにエネルギー問題で頭を悩ませているのです。
経済という言葉を聞いて、お金より人命、と言いたくなるかと思いますが、その経済活動が国民の生活・人命を支えているのも事実ですよ?

2011/07/02 10:00 | 通りすがり [ 編集 ]


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2011/07/02 21:27 | [ 編集 ]


失礼しました。 

> あなたが国民の総意を代表しているわけではなく、異なる意見を持っている人もたくさんいます。
> 自分の意見をしっかり持っているのなら、「私は」と一人称を使うべきでしょう。

なるほど、ご意見もっともですね。
修正いたしました。

> 原発反対をしない人は全員東電の回し者ですか?

別にそんな事いってないじゃないですか、東電をはじめ電力会社のやっている不誠実で信じがたい対応を、おかしな理論で擁護する人を批判しているだけです。
ちなみに通りすがりさんって、その前にコメント書かれている陶邑春樹さんと同じ人ですか?

> 国の根幹に関わる難しい問題であり、様々な意見があって当然だと思います。

原発に関しては、そのとおりだと私も思います。
その問題と東電のやっていることは、別問題ですよね。

> 火力発電所が止まっていたなんて、ニュースでもやっており多くの人が知っています。
> http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103170445.html

火力発電所が止まっていたのは知っていますが、被災したから計画停電したって理屈は違っていませんか?
この時点で止まっていた発電所の多くは、ただ単に電力需要が少ない時期で、稼動していなかっただけです。

ちなみに福島と茨城の火力発電所は被災していたようですが、両発電所の合計出力は480万キロワットで、福島原発の停止分と合わせて900万キロワットが喪失していたとしても、当時の供給力は3500万キロワット前後はあったのです。

そういった意味でも、計画停電は明らかに東電の悪意を感じてしまいます。
ちなみに、ニュースソースは↓こちらです。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103210361.html

> ドイツは石炭資源が豊富な資源国です。
> それでも原子力を停止したことにより、電力輸入国になってしまったんですから。。。
> 総電力の2%を占める太陽光発電が5倍のコストがかかるとして、全体ではどれだけコスト増に影響があるかわかりますか?
> 電気料金の上昇は、燃料価格の上昇やCO2排出権取引などいろいろ原因もあります。

この問題は解るけど、だから原発って言う選択肢になるのは違う気がしますね。
ちなみに私は太陽光発電より、ニュージーランドのように日本は地熱発電にウエイトを移す方がいいと思っています。

> 電気使用量の少ないニュージーランドとの比較はあまり意味がないでしょう。
> 日本の電気使用量は欧米諸国と比べても多いですから。
> 24時間電気をつけてコンビニが営業している日本の都会、一方6,7時にはほとんどの店が閉まってしまう海外。
> 単なる便利さだけでなく治安の問題等も絡み、私には単純には善悪の判断ができません。

これは違いませんか?

生産コストは稼働率が平均的に高い方が低コストになるのです。
また、昼夜や季節によって、消費量にバラつきが有れば有るほど、設備はピーク時に合わせて投資することになります。
施設の維持費はコストに反映されるので、昼夜を問わず持続的に消費される方がコストは下がるものです。
量的にもスケールメリットがある方がコストは下がりますから、企業努力によって施設稼働率が上がれば、本来はニュージーランドより日本の方が、電気料金は安く出来るはずなのです。

その意味でも、日本の電力会社は殿様商売をしていると言われても仕方ないと思いますが・・・いかがですか?


> ところで、原発推進しているフランスの電気料金が安いことはスルーですか?

いや、スルーと言うか・・・日本の電気料金は結局、高いってことですよね?

> このことからして、原子力自体は本当は低コストなのかもしれませんよ?

そうでしょうね。

放射性廃棄物を処理する地域のボーリング調査をするだけで、20億円も該当地域にパラ撒けるほど儲かる原発ですもの、おそらく発電自体は驚くほど低コストなのでしょう。
高い電気料金と、低い生産コスト・・・日本の電力会社は儲かっているのだと思います。

さらに、何千~何万年間も維持しなくてはならない廃棄物処理施設の実質的な経費は計上しないで、純利率を引き上げていますから、そのマイナス分は全て後の世代に押し付けて、利益だけを自分たちのものにしているわけですよね。

そういう意味でも原発は、すごく問題のある発電システムですよね。

> 原子力安全神話詐欺にだまされたように、自然エネルギー万能詐欺にだまされていませんか?

いえいえ、自然エネルギー発電の問題点もちゃんと理解しているつもりです。
その上で、原発は段階的に廃止すべきだと思っています。

CO2の問題はいろいろな考え方がありますよね。

個人的には、温暖化の原因はCO2が直接的な要因ではない気がしていますので、その辺りはまたの機会に書きたいと思います。


2011/07/04 17:31 | MIKA [ 編集 ]


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2011/07/04 17:34 | [ 編集 ]


 

わざわざ返信ありがとうございます。

自分は陶邑春樹さんとは全くの別人ですが、

「地震で火力発電所が被害を受けたなんて、ニュースはほとんど報道されていません。
それが事実だったとして・・・さらに、その事を知っている人間って・・・東電の関係者ですよね?」

は、あまりに決め付けすぎに感じられましたので…
事故後の対処など東電の対応はあまりにもお粗末に感じられますが、私には計画停電そのものがブログ主の言うような「脅し」の為に行ったとは思えません。
それが露見すればそれこそ会社の信用を失うだけですから。
確かに事故後当時の供給能力は3000万キロワット強だったようですが、全体の1/4にも相当する1000万キロワット弱の喪失、って相当大きいものですよ?
なお、当時の東電の需要予測は4000万キロワット強だったようですが、これもブログ主にとっては悪意による脅しの為の嘘の情報なんでしょうね。

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103120540.html

> ちなみに私は太陽光発電より、ニュージーランドのように日本は地熱発電にウエイトを移す方がいいと思っています。

自分も自然エネルギーの中では地熱発電が日本では有望そうに思えます。

> 生産コストは稼働率が平均的に高い方が低コストになるのです。
>また、昼夜や季節によって、消費量にバラつきが有れば有るほど、設備はピーク時に合わせて投資することになります。

確かに消費電力の絶対量だけでなく、ピーク電力量や稼働率も考慮に入れなければいけませんでしたね。
冷房のいらない欧米と異なり、日本の場合は夏が問題になりますよね。
その膨大な電力供給を原発を使わずにいかに補えるか・・・なかなか難しい問題だと思います。

> 量的にもスケールメリットがある方がコストは下がりますから、企業努力によって施設稼働率が上がれば、本来はニュージーランドより日本の方が、電気料金は安く出来るはずなのです。
> その意味でも、日本の電力会社は殿様商売をしていると言われても仕方ないと思いますが・・・いかがですか?

そもそもNZの電気料金との為替換算による単純比較はあまりにも乱暴です。
物価の違いを考慮すれば、日本の電気料金が特別高いようには思えません。
NZの主な発電は水力ですが、日本の主な河川はたいてい開発されており、これ以上の単純なスケールアップは難しいでしょう。
自然エネルギーの中で稼働率の高い地熱発電が有望そうですが、現状高コストなのが問題ですかね。
ただ、日本の電力会社が地域独占状態にあるのは非常に大きな問題だというブログ主さんの意見には概ね賛成です。
自由化をすればもっと安くなるのでしょう。
但し、自然エネルギー促進のために政府が援助するとして、コストの面でどの程度国民にとって得になるのかは未知ですが。


> 日本の電気料金は結局、高いってことですよね?

アラブからタンカーでわざわざ日本まで石油を運ばないといけませんからね。
アメリカのような資源国よりも電気料金が高くなるのは当然でしょう。
非資源国のもう一つの代表といえるイタリアは、脱原発を掲げているために日本より更に電気料金が高いですよね。
やはりフランスから電力を輸入し、また他のEU諸国に対して産業の競争力を失い大きな問題となっています。

> いえいえ、自然エネルギー発電の問題点もちゃんと理解しているつもりです。
> その上で、原発は段階的に廃止すべきだと思っています。

それでは今現在停止中の原発の再稼動にまで反対するのは行き過ぎではないですか?
今すぐ自然エネルギーが取って代われるわけではないのですから。
次の選挙ではエネルギー政策が問題になると思いますが、

政党A. 今すぐ全ての原発を停止し、自然エネルギーに取り替えてみせます!
政党B. 現在ある原発は稼動し続けますが、新規の原発建設は凍結します。更に、自然エネルギーの推進のためこれこれの補助政策をします。
政党C. 自然エネルギーは高コストであり、日本の経済を推進していくためには原発に頼るしかない。但し、今までの原子力政策は誤りがあった、これこれの制度改革や安全性の向上対策を行う。

とあったときに、政党Aだけには投票して欲しくないんですよ。
明らかに政党Aだけが嘘をついているただのパフォーマンスですから。
自分を含め日本人は普段政治の話をしないでこういう耳障りの良いパフォーマンスに弱いですよね、小泉さんしかり、先の選挙の民主党しかり。

> 個人的には、温暖化の原因はCO2が直接的な要因ではない気がしていますので、その辺りはまたの機会に書きたいと思います。

楽しみに待っていますね。
温暖化ガスが原因であろうとなかろうと、日本はこの環境ビジネスに関して世界各国からうまいことやられている気がします。

2011/07/06 02:24 | 通りすがり [ 編集 ]


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2011/07/06 20:53 | [ 編集 ]


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保育園に通う1人娘とイケメンでしっかり者の旦那と共働きの3人家族。平凡に日々の生活を送っている・・・でも、女の子っぽい美形男子好きの主婦です。

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